おねえさんが作ったという砂のお城は、それは見事なものだった。 外壁は何か固いヘラで整えたかのように滑らかで、所々にホグワーツを彷彿とさせる鋭く尖った屋根が見えている。 「俺はこっちでお山作るから」K兄はせっせと砂をかき集めていく。 「ロミちゃ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。